部屋の片づけをして、不要な本を大量に処分しました。
以前はスペースがあれば保管していましたが、
数年読んでいないものは、この先も読まないと判断したためです。
しかし、また読みたくなってAmazonでポチッ。
自炊は面倒だと思い、いままで敬遠していましたが、
今後は書籍棚を増やさないこととを目的に自炊に挑戦しました。
自炊の流れ
条件は
「積極的に電子書籍を読むわけではないので、
iPhoneを使って無料で簡単にできること」
です。
- 『NDScanner』で画像を保存
- パソコンで不要な画像の削除と上下反転
- 『カエ太郎』でファイル名変換
- zip圧縮
- 『SideBooks』で内容確認
NDScannerで画像を保存
最初に本の各ページを画像(JPEGファイル)として保存します。
このとき使用したのは、iPhoneのアプリNDScanner無料版です。
使い方は、テーブルの端にカメラが出るように
iPhoneをおき、「スキャン開始」ボタンを
押すだけです。
本のページをめくって、
静止した状態になると自動的に
カシャっとカメラロールに保存されていきます。
普通に撮影するとカメラの向きが反対のため、
画像が上下逆になってしまいます。
このため、アプリの機能として「上下反転」を
補正する機能がありますが、
撮影がしにくいので、この機能は使わずに、
あとからまとめて補正します。
また、途中で失敗する画像も出てきてしまいますが、
そのまま撮り続けます。
失敗した画像もあとで削除します。
パソコンで不要な画像の削除と上下反転
本のスキャンが完了したら、カメラロールの画像を
パソコンへ移してください。
フォルダは新規に作成し、本のタイトル名としておきます。
コピーした画像のうち、NDScannerで失敗した画像を削除します。
画像は逆さまになっている状態なので、
フォルダ内のすべての画像を選択して、
コンテキストメニュー(右クリックで表示される)より「右回り回転(K)」を2回おこない、上下反転します。
[ad#ad-1]
『カエ太郎』でファイル名変換
NDScannerで撮影した画像のファイル名のままでも
問題はありませんが、
後からみたときになんのファイルかわかりにくいので、
ファイル名を変換します。
このときに使用するのは『カエ太郎』という
Windowsのフリーソフト
Vectorのこちらのページからダウンロード可能です。
使い方は簡単です。
カエ太郎を起動したら、
「検索」タブの「参照」ボタンをクリックして、
先ほどのフォルダを選択します。
「検索開始」ボタンを押すと、
画像ファイルがすべて表示されます。
続いて「変名」タブを選択します。
左側のチェックボックスは、1、4、6
をチェック
「固定文字1」は、
本のタイトル名+”_”(アンダーバー)
「結果表示」ボタンを押すと、下の備考欄に
変更後のファイル名が表示されます。
問題なければ「変名開始」ボタンをクリックして完了
例えば「おつまみ横町」という本の場合、
「変名」設定は以下の画面のようになります。
zip圧縮
ファイル名の変更が終わったら、
フォルダ毎zip圧縮します。
フォルダを選択し、コンテキストメニュー(右クリック)より、
「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」
を選択すると、拡張子がzipのファイルが作成されます。
iPhoneでこのファイルを認識できるように、
Dropboxへzipファイルを入れます。
『SideBooks』で内容確認
画像を圧縮したzipファイルを
iPhoneで読むためのアプリとしてSideBooksを使用します。
SideBooksを起動し、
下メニューのDropboxを選択し、
先ほどのzipファイルを選択します。
そうするとSideBooksから本が読めるようになります。
まとめ
電子書籍の形式として
pdfファイルへ変換する方法もありますが、
iPhoneの他の電子書籍同様、紙をめくるイメージが
良かったことと、軽いことを重視してzip形式としました。
本物の電子書籍とまではいかないですが、
パラパラっと読み返したり、マンガのようなものであれば、今回の方法で十分です。
iPhoneも6になり画面が大きくなったため
読みやすくなりました。