なぜプロジェクトマネージャ試験の論文は簡単か?

勉強2

前回の午後Ⅰの対策に続き、今回は午後Ⅱの論文です。

論文試験を難しく思う理由

わたしも以前からプロジェクトマネージャ試験にチャレンジしようと思ったことはあります。しかし、試験のなかに論文があるため、10年近くも受験することを敬遠しておりました。

ITエンジニアのほとんどは論文に苦手意識があるのではないでしょうか。
3,000文字の文章を2時間で書き上げる。模範解答を探してみると、りっぱな論文が載っています。
「こんな論文、自分には書けない」
そう思う人は多いはずです。自分もそうでした。

でも、実際はそうではありません。りっぱな文章を書く必要はないのです。
あるルールに従って、減点されない文章を書けば合格します。

この参考書に従って対策をおこなえば合格間違いなし!

論文対策として、各出版社から対策本や論文集がでています。
論文集を見てしまうと、「自分には無理だ」となってしまいます。なので論文集は買ってはいけません。

わたしのお勧めする論文対策本は、TACの

プロジェクトマネージャ 最速の論文対策

です。

この対策本はボリュームが少ないのですぐに読めます。
しかも、論文の解答例は最後に2つあるのみ。
ページのほとんどを、書き方(ルール)に割いています。

そのなかでも重要なポイントは、次の2点です。

  • 設問に従った章建てをおこなう
  • 問題文に対応する形で論述する

問題文のところは、出題者からのヒントであり「こう書いてね」という部分です。設問のみで論述するのではなく、問題文に沿って(マネて)書くと、減点するポイントがなく、合格できる論文となります。

そのほか、この対策本では、文章を書く上での細かなテクニックもあります。
具体的な内容が求められているときは、次のようなパターンで書くなど。

「○○○のために、○○○した。具体的には~。」

この本により、りっぱな論文ではなく、合格できる論文の書き方がわかります。

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具体的に試験までになにをおこなえばいいのか?

先ほどの、対策本を読んだだけではもちろん書けるようにはなりません。
論文の書き方を理解したら、次のように1つ論文を書いてみることです。
①対策本にのっている論文例をWordへ入力する
②自分の携わったプロジェクトに部分的に置き換えてみる
③これを問題文と照らし合わせ、対応しているか確認する。
(わたしは論文例より、もっと問題文の文章をそのまま引用しました)

次におこなったことは、対策本に書かれているモジュール作成です。
と言っても、わたしは本に書かれているように、文章ではなく箇条書きで作成しました。

品質面、スケジュール面、コスト面の3つの観点で、
・どういった問題が考えられるか
対策は何をしたか
結果はどうなったか、新たな課題は
を複数書きだしました。

例えば、品質面であれば、次のようなかんじです。
問題 → ある担当者の品質が基準値より悪かった
対策 → その担当者の設計に問題があると判断し再レビューした
結果 → 一時的に遅れが発生したが品質が向上した

実際の試験でどんなテーマが出るかわかりませんので、
こういったパターンを10個くらい用意しておきました。

手書きの練習は必要か?

わたしは直前に1回手書きで書いてみました。
それもWordで作成した文章を単純に書き写しただけですが。

このときは2時間くらいかかりましたが、本番では15分近く時間があまりました。書き写すより、ある程度頭のなかで考えながら書いた方が早いようです。

練習で、手書きばかりすると効率が悪いし、疲れるので1,2回にしておきましょう。

あと、シャープペン選びは重要です。2時間書き続けるので疲れないもの。
わたしが使ったのはこちら
↓↓↓

シャープペンの芯がクルクルし、常にとがっているので書きやすいです。

論文は書き方をマスターすれば、確実に合格できます。
次回試験で合格できるようがんばりましょう。