期待する内容
プロジェクトに属せば、
プロジェクトマネージャー(自分であったり、ほかのひとであったり)が
問題解決について管理します。
しかし、自分に割り当てられたタスクや、会社以外のことについては
自分自身で管理する必要があります。
プロジェクトの管理はできるが、自分自身の管理ができていないなぁと思い、
1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書
で、解決できることを期待しました。
著者の山崎拓巳さんはどんなひと?
1965年生まれ、大学教育学部中退。
22歳で起業。
1987年の時代に22歳という若さでの起業はすごい。
印象に残ったところ
プロローグ
「ひとり会議」により、こんないいことが起こる。
- 今やるべきことがはっきりし、目の前のことに没頭できるようになる
- 1日にたくさんのことをこなしながら、一つひとつのことはゆっくり丁寧にできる
- 「やらなきゃいけないこと」が「やりたいこと」に変わる
- 抱えている複数の問題が、どんどんすっきりしていく
- 思いもよらなかったアイディアや解決法が生まれる
3の「やりたいこと」に変わる、
は良いですね。嫌々やっているより、
やりたくてやっている方が、楽しいですし効率も上がります。
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Chapter1 ひとり会議をはじめる
「ひとり会議」でやることは、簡単にいうとこれだけ。
- 今直面している問題をすべて書き出す。
- それぞれ「どうなればいいか?」という質問のカタチに変える。
- それぞれ「どうすればそうなるか?」という質問のカタチに変える。
- それぞれの答えを「○○する」というTo Doのカタチにして、スケジュール帳に書き込む。
このあたりは、会社の普通の会議と同じかと思います。
ただ、自分ひとりでこのような手順で
形式的におこなう人は少ないのではないでしょうか。
頭の中でなんとなく行っているくらいでしょうか。
「ひとり会議」のはじめはウォーミングアップ
「最近うれしかったこと」を思い出して3つ書いてみる。
このウォーミングアップにより、ひとり会議を楽しめる心の状態になります。
楽しい状態だと、会議でも斬新な意見が出やすいですよね。
緊張感のある会議では、
相手の顔色をうかがい、言葉も選んでしまいます。
ひとり会議によらず、ウォーミングアップは必要です。
よりワクワクする良い質問を自分にする。
なんで私はダメなんだろう?
→どうしたら、上手くいくんだろう?
→どうしたら、簡単に上手くいくんだろう?
→どうしたら、面白いくらい簡単に、上手くいくんだろう?
インタビューするときと同じです。
良い質問をすれば、良い回答が返ってきます。
「面白いくらい」、「簡単に」という部分があるため、
実際に作業をおこなうときやる気が出てきます。
Chapter2 5つのひとり会議
今日を楽しい一日、意味ある一日にするための
時間をとっていますか?
子供のころは、楽しい遊びを考えていた。
大人は変化よりも毎日同じことをする傾向にあります。
それが心地よいと感じているのです。
「緊急じゃないが、重要なこと」を優先する。
「7つの習慣」でも言っています。
意識していないと緊急じゃないことははやらないままになってしまいます。
Chapter3 ひとり会議後の仕事術
人は身体的にも精神的にもリラックスしている状態が、
才能をもっともよく発揮できます
静かな図書館より、わたしはジャズの流れているカフェの方がリラックスできます。
ファミレスで勉強をしている人もいますが、
何も音がしないよりも、適度な雑音があった方が集中できる人は多いのかもしれません。
Chapter4 自分を見つめるひとり会議デラックス
月に1度のデラックスな会議。
ここで「自分らしさ」を書き換え、自分を変えることができます。
- ぶっ飛んだ夢を持つ
- あこがれの群れに飛び込む
- すでにうまくいったふりをして生きる
このあたりもよく言われることですが、
なりたい人(イメージ)がいたら、
その人と接することです。
「うまくいったふり」は
自分へプレッシャーをかけるような感じもありますが、
うまくいったイメージを持つことは大切です。
そのイメージで行動をしていると、
自然になりたい自分にに変化していきます。
すぐに取り入れてみたいこと
- 「ひとり会議」の時間をGoogleカレンダーへ登録する
- 役割リストを作成する
- 「ひとり会議」のテンプレートを作成する
- 自宅で作業するときは、リラックスした状態とするためカフェのようにジャズを流す
→ウォーミングアップや、良い質問を促すため
こんな人におすすめ
- 毎日を忙しく仕事をしている人
- 問題を抱えているが、解決できない人
- 明日を楽しい1日にしたい人